【東京都内】伝統工芸品手作り体験ができる場所3選

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クラフトと職人技

日本には数多くの日本伝統工芸品がありますが、それらの伝統工芸品は、見たり買ったりするだけでなく、自分で作れる場所があることを知っていますか?このような体験教室は伝統工芸への理解を深め、新しい世代への継承にも繋がります。また、自由研究としても、これらは貴重な体験となります。
このページでは、東京都内でできる伝統工芸品の手づくり体験を、3つに絞ってご紹介します。

さまざまな江戸切子

すみだ江戸切子館

江戸切子は、江戸時代に始まった伝統工芸品です。切子加工がされたガラス製品で、その美しさで結婚式や特別な時の贈り物としても人気があります。最初に薩摩藩出身の加賀屋久兵衛が始めたと言われるこの技術は、明治時代には色ガラスを使用したものも登場するようになりました。細かく美しいカットには熟練された高度な技を要し、繊細な動きが模様に大きな影響を与えます。
このすみだ江戸切子館では、好きなグラスに伝統の江戸切子紋様を削り、世界に一つだけのオリジナル江戸切子グラスを作製することができます。

江戸切子体験教室

すみだ江戸切子館の体験教室では、ダイヤモンドホイールを使用して、グラスカットの経験をすることができます。小学校4年生以上の方から参加できるので、お子さんの自由研究にもおすすめです。もちろん、機械の使い方の説明も丁寧にしてくれて、練習もさせてくれます。ドキドキもワクワクも詰まった、他にはない伝統工芸品の手づくり体験に、テンションが上がることは間違いありません。

江戸切子の模様は菊や麻の葉などを基調とすることも多いですが、実は数え切れないほどの模様が存在します。回転するダイヤモンドホイールにグラスを当てて削るので、最初からプロのような完成度を目指すのは難易度が高いですが、初めてだからこそ味のある、予想を超えたオリジナルの模様が出来ることがあります。そういったところも伝統工芸品江戸切子体験の面白さです。

すみだ江戸切子館体験教室情報

・体験可能日程 火曜~土曜(祝日は除く)
・体験時間 10:30~12:00/13:00~14:30/15:00~16:30
・参加人数 1枠につき4名まで
・年齢制限  小学4年生以上

ウェブサイトからの予約が必要ですが、小学生の予約は電話での予約となります。
また土曜日の予約でキャンセルした場合は、キャンセル料が発生するので注意が必要です。

すみだ江戸切子館インフォメーション

・住所 東京都墨田区太平2-10-9
・営業時間 10:00~17:00
・休館日  月曜/日曜/祝日/夏期休館/年末年始
・電話番号  03-3623-4148

日伸貴金属

日伸貴金属が取り扱う東京銀器は、伝統工芸品の一つで、主に東京都内で製作されるものを指します。銀の特性を活かした加工を行い、細部にまでこだわった美しいデザインが特徴です。始まりは江戸時代からで、江戸の発展とともにどんどん市場は大きくなり、腕のある職人が育成されてきました
日伸貴金属では、江戸末期の名匠初代平田禅之丞氏の直系継承者である初代上川宗照氏から、十二代続く研ぎ澄まされた技法を学び体験することができます。

東京銀器体験教室

個人でもグループでも参加できる体験教室は、良い学びの場となります。学びの要素も多く自由研究としても活用できます。また銀器はその汎用性が高いため、指輪やバングル等を作製することができ、カップルにも大人気です。

初級中級のしおりや指輪作りであれば、すでに形成されている銀材料を選び、それを金づちで打ち込んで行き模様を付けます。角をとり綺麗に磨き上げた作品は、愛着が湧いて、味のある世界に一つだけの作品となります。一から全てを行いたい人には、ぐいのみ上級コースもあります。ガスバーナーを使用した焼鈍や金鎚と当て金による造形を行うことができ、本格的な作製が可能です。

日伸貴金属東京銀器体験教室情報

・体験日程 予約時に日時指定、要相談
・参加予約 1~5名の場合は体験4日前の12時まで、6名以上の予約は体験30日以上前まで
・オプション 校外学習、体験教室、出張講座

予約時には、メールまたはFAXで希望の詳細を送る必要があります。さらにメールでの問合せをした場合は、その開催の有無について電話で改めて確認をする必要があります。

日伸貴金属インフォメーション

・住所 東京都台東区三筋1-3-13 伊藤ビル1階
・受付時間 9:00~18:00
・営業日  平日(祝日を除く)
・電話番号 03-5687-5585

東京銀器の指輪

八王子織物工業組合

多摩織の手づくり織物体験ができるのは八王子織物工業組合です。東京の多摩地区にある工場で作製されている織物が多摩織と呼ばれ、それぞれの各産地ごとにその特徴が異なります。昔は多摩の豊かな自然環境によって養蚕業が盛んとなり、同時に織物も発展しました。多摩織は絹糸を使用し、なめかな手触りとその柔らかい染色の色合いが特徴です。

八王子織物工業組合は多摩織に携わって、120年近い歴史を持つ多摩織の生産の場です。変わりゆく時代のニーズに合わせた進化によって、伝統工芸としての一面だけでなく若いファッションクリエイターにも注目される新しい生地としての側面を持ち合わせています。

多摩織手織り体験教室

東京八王子市にある八王子織物工業組合では、一カ月に1、2回程度で手織り体験教室を行っています。手織り機を使った織物体験ができるのは非常に貴重です。色を選んで自分で手織り機を動かし、少しずつ出来上がっていく生地は、使う糸ごとに全くことなる色合いと模様を見せてくれます。

伝統工芸士による指導で丁寧にやり方を教えてもらえるので、最初はコツを掴むのが難しく思えますが慣れてくればテンポよく出来るようになります。出来上がったものは整えられてから後日自宅郵送されます。少し不格好になったとしても、それもこの織物体験の味わいです。届いた布はランチョンマットやテーブルセンターとして利用できます。

八王子織物工業組合手織り体験教室情報

・体験可能日 1ヵ月に1~2回
・体験時間 午前コース(10:00~11:30)午後コース(13:30~15:00)
・参加人数 各コース6名まで
・年齢制限  小学4年生以上

メールまたはFAXでの予約となります。予約は体験日の1ヵ月前から3日前までの先着順での受付となります。

八王子織物工業組合インフォメーション

・住所 東京都八王子市八幡町11-2
・営業時間 09:00~17:00
・休館日  土日祝
・電話番号 042-624-8800

手織り機で生地を織る人

伝統工芸を実際に体験することの意味と価値

伝統工芸作りを実際に体験することには、非常に多くの意味があります。伝統工芸をはじめとするさまざまな技術は、継承されなければいつか途絶えてしまいます。実際に作品を見たり買ったりするだけでなく、学び、触れ、実際にその技術の高さを知るだけで、よりその工芸品の魅力を知り、残したいという気持ちが強くなることでしょう。
これは伝統工芸以外でも同じです。現在、カジノをプレイすることに躊躇する日本人が多い中、レオファンはそのゲームの楽しさにまずは触れてほしいという考えから、完全ノーリスクの無料カジノゲームを提供しています。これにより、カジノゲームの面白さを知ることができ、結果的に海外でカジノプレイする方の練習の役に立っています。
このようにその本質的な素晴らしさが根絶しないように、伝統工芸品の手づくり体験は大きな役割を果たしています。

最後に

いかがでしたか。東京だけでもまだまだ沢山の伝統工芸品の体験レッスンが用意されています。自分の好きな工芸品を選ぶのもの良し、おでかけの目的地でやっているものに参加するも良し!これらの体験教室は手元にそのものが残るだけでなく、作る過程が大切な思い出になります。手づくり体験のほとんどが予約制なので、事前に予約を行いましょう。また、年齢制限があることもあるので注意しましょう。
ぜひ旅行者の方も地元の方も、この伝統工芸体験に参加してみてください。

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